キャリアグラム診断士になってから、日常の中で「この人はどのタイプだろう?」と考えるようになりました。
今回は、私の職場にいる「王様タイプ」の同僚(仮)との出来事を通して、その魅力に触れてみたいと思います。
王様タイプの特徴は、的確な判断力と行動力で場をまとめてくれる頼もしさです。けれど、その率直さが時に「ちょっと怖いかも…」と感じさせることも。
でも、そんな強さの裏側にあるのは、実は飾り気のない誠実さや安心感だったりします。
この記事が、王様タイプの魅力を新たな視点で見つめ直すきっかけになればうれしいです。
キャリアグラムの王様タイプとは?
「王様」タイプは、リーダーシップに優れ、判断力も高く、迷っている場面ではズバッと道筋を示してくれる頼れる存在です。

まさに「姉後肌」という表現がぴったりで、職場の空気がピリッと引き締まるような力を持っています。
頼れるけどドキッとする、王様タイプの一言
ある日、私が別の同僚と仕事内容について話し合っていたときのことです。
突然、王様タイプの同僚がスッと会話に入ってきて、
「これは〇〇だと思うので、これで進めてください。」と、一言。
その場の空気が一変し、会話の流れは一瞬で断ち切られてしまいました。言い方も少し冷たく感じて、正直モヤッとしたのを覚えています。
でも、その指示は的確で、迷っていた状況がスパッと整理されたのも事実。
「助かった…!」という安堵とともに、どこか複雑な気持ちが残る出来事でした。
裏表のない王様
少しモヤッとした出来事ではありましたが、よくよく観察してみると、その同僚の態度は誰に対しても一貫しています。
上司に対しても、新人に対しても、特別な態度の差はなく、言葉の選び方に多少の違いはあっても、根っこの部分は変わらず。裏表のないタイプなのだと気づきました。
もし、その人が私にだけ厳しかったり、冷たかったりしたら、きっと素直に受け止められなかったと思います。
けれど、自分のスタイルを貫いているその姿に、私はいつの間にか「この人はこういう人なんだな」と自然に受け入れられるようになっていました。
もちろん、伝え方によっては誤解を招くこともあるかもしれません。
それでも恐れずに、自分の強みを活かして場を動かしていく姿には、学ぶことが本当に多いです。
おわりに
強い言動や、誰に対してもブレない姿勢。
人と関わるなかで、ときに圧倒されることがあっても、そこから気づきをもらえることはたくさんあります。
これからも、さまざまなタイプの人との出会いを通して、自分なりの「受け止め方」や学び方を見つけていけたらと思います。